2009年11月30日月曜日

報告書のやま

個人情報保護法だの消費者保護法だのいろいろな法律ができて個人を守るのは結構だが、最近では会社が自らの保身のために膨大な報告書などの文書を作成する風潮になってきている。
金融機関であれば金融庁の指導により、NPOでも管轄官庁などの指導によりさまざまな書類提出を求めれてている。
まして個人情報を扱う会社では個人情報のデータ管理に関してがんじがらめになっていて、パソコン持ち出しなどは完全にご法度になっている会社も多い。
確かに個人情報は慎重に扱って欲しいし、自分の情報が他人に知られるのは困る。
しかし最近話題になっている保険会社などの個人情報流出に関しても、正直言って社員をいくら縛っても全く持ち出せないシステムをつくることは不可能なのではないだろうか?
報告書をいくら作成させても何にも解決しない。
データで持ち出すのが無理でもペーパーでなら簡単に持ち出せるし、やろうと思えば何でもできる。
そもそも大事なのはモラルなんだから。

街中のマンションに表札はほとんどなく、電話帳にも名前の記載はない。
やりすぎで、ますます住みにくい世の中になっていると感じるのは私だけだろうか。

0 件のコメント: