スーパーで味噌と醤油を見ていたらふっと思い出した。
大学生の頃に転勤族だった父が山口県の防府市に赴任し、私も夏休みは初めての土地防府で過ごした。
その時に防府市内の味噌と醤油を作ってお店に卸している会社で配達の仕事をした。
味噌と醤油はそらもう重たい重たいしろもので、最初にあいさつしたときに、
3日もてば優良だなと言われたのを憶えている。
それがカチンときて、むきになって1か月近く働いた。
元々非力な方なので、さすがにきつい仕事だった。
最後にその工場の中で、醤油を運ぶ木箱を逆さにして、私の送別会をやってくれた。
おじさん、おばさん、おにいちゃん。
いくつくらいの人達だったか憶えていないが、とっても優しくしてくれて、
みんな飲めや歌えの大宴会だった。
あれから30年ほど。
今でもその田舎の人達の優しさは忘れない・・