2019年11月7日木曜日

いらない土地

昨年わたしの父が亡くなり、相続人が私と母だけだったので、そんなに多くない財産にも
かかわらず相続税を納めました。
そんな財産の中に北海道の白老町?(確かアイヌ民族の何かがあるとこと)の近くに100坪ほどの土地がありました。
父が遠い昔にすすめられて(だまされて?)購入した原野です。
幸いなことに評価額は2,700円!で固定資産税も課税されておらず、仕方なく私が相続しました。

この仕事をしていると北海道の原野から静岡や岐阜長野の別荘地、瑞浪方面の山林などを所有し、相続になって相続人がやむなく相続しているケースが多くあります。
その他に調整区域の田畑などで耕作を自分で行っていないものも相続で困る不動産になります。

お客様から「市町村が受け取ってくれないのかなあ」という質問をいただきますが、答えはもちろんノーです。
全ての財産を放棄しない限り誰かが相続することになります。

まだ私のように固定資産税がかからず、近隣の方もあまりいない場合は草刈の心配もありませんが、固定資産税が課税され、草刈が必要となるとやっかいです。

今までのように不動産神話はありません。
当然街中の不動産で地形も良ければ問題ありませんが、将来的に利用価値のない土地はこれからますます困った財産になっていきます。

なかなか難しい問題ですが、処分できる可能性がある場合は費用をかけてでも子孫に受け継がないようにすることが必要かもしれません。