2019年8月21日水曜日

生前贈与

セミナーでもお話ししているが、世の中では「生前贈与」が魔法の言葉のようになっている。
生前贈与さえすれば相続税は免れる。。もしくは大きく節税が可能と。

確かに住宅資金贈与や教育資金贈与などの贈与は現預金が多い方にとっては
魔法の節税になる。
しかし現預金があまり無い方にとっては相続税の納税資金や老後資金が亡くなることになる。

そこで不動産を生前贈与する方が登場する。
不動産の生前贈与は、相続ではかからない不動産取得税や、相続の5倍かかる登録免許税、
司法書士への手数料など相続税を支払った方が得な場合が多い。

相続税がさも50%課税されるような錯覚にだまされて不動産生前贈与してしまうと大損になる場合がある。

さらに、年間110万円という言葉だけ信じて本来は200万円くらい贈与して贈与税支払った方が得策な場合でも110万円にこだわる場合もある。

いずれにしても現状把握をきっちりして、本当に節税になる生前贈与が何かを検討しないといけない。
鈴木さん、加藤さん、伊藤さんにはそれぞれ別個の生前贈与が必要とということになる。

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